へっぽこゲーム開発者の日々あれこれ

ゲームを開発しながら日々考えていることなど 関わったプロジェクトの本数だけは200本以上数だけは作ってます

昔作ったゲームについて⑥ 柊沙羅の事件簿 その1

会社を作ってまで、開発したゲームの中には推理AVGもありました。個人的に推理物のAVGが好きなので、一度は開発してみたいと思っていたジャンルです。

 

まあ、自分で会社まで起こしたんだから自分の作りたいゲームぐらい自由に作りたいって思いでやっていたので、市場がどうのとか、ジャンルがどうのとか、マーケティングとかはいっさいなく、AVGで推理物だ〜っていう勢いで開発しました。

 

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私個人としては、結構良いシステムだと思っていて、自画自賛していますが、この同一のシステムでいつか又、趣味でも良いのでAVG作りたいなーとも思っています。

 

実際は文章はLINEのようにメッセージを個別に進めていく感じです。で、このシステムだと、前の文章の内容を読み返したりするのがスムーズにできて読みやすいとおもっています。

 

LINEって読み返すのも読みやすいからそれをゲームにしたらどうだろうという発想でこのゲームを作っています。ただ、単にLINEのようにしても面白くないので、特定のシーンやキャラクターにはバストアップで登場させたりとキャラクターの魅力も出せるように作ったつもりです。

 

ただ、ゲームとしては分岐などもありますが、基本普通のAVGに仕上がっているのでもう少し捻りがあってもよかったのかもしれませんが、それを考える時間はこの時にはなかったです。とにかく急いで、次のゲームを作らねばというそんな状況でした。

 

シナリオとかも1ヵ月もかからず作り、キャラデザも結構急いで描いてもらったりで、開発期間も本当に短かったという事をキオクしています。

 

資金も厳しかったので、いろいろ削減したのを覚えています。
その削減案としての1つが「柊沙羅」のキャラクター設定なんですよね・・・・・・
そのお話はまた次の機会にでも。

【小説】魔力の胎動 普通すぎる展開にきっと何かあるはずと深読み

最近、本を読む時間がなく購入しても積んで終わっているものが多数あったので、GW中に少しは読まねばと思って読んでおります。

 

で、東野圭吾先生の小説を読んでおります。

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こちら、「魔力の胎動」

いやはや、映画の公開に合わせて、この作品を持ってくるって、プロだな〜と感心してしまいます。こういうビジネス展開ができるって作家さんに少ないような気もします。

 

あ、それも5/4今日公開ですね、「ラプラスの魔女」。
この作品の前日譚というわけですね「魔力の胎動」は。

 

自分で会社を起こした際に推理AVGを作りたいって思って、実際に開発して爆死した経験を持つ私としては推理小説大好きな人間です。

 

それも「東野圭吾」先生の作品は、超が付くほどに大ファンな作家さんで、作品が発売されるのをいつも楽しみに待っているわけです。


ちなみに東野先生の小説は処女作からほとんど読んでいますが、どれもハズレがないぜと言い切れる程に好きな作家さんなので、自分の評価の目は甘いと思います。好きな作家の作品ですから仕方ない・・・・・・

 

で、この作品・・・・・・
うーん。普通。
あれ?
なに、この読後感・・・・・・

展開が普通なんですけど。どうして。
って思うほどに、普通な展開なんですね。
天才的な能力を持つ、脳科学者の娘円華が、能力の低下しているスポーツ選手を助けたり、スランプに陥ったスポーツ選手を助けたり。天才音楽家を救ったりと、彼女の持つ天才的な能力(通常な人間では考えられない能力で、物理学として全ての事象は計算によって導き出すことができうるという)で、悩みを解決していくわけです・・・・・・
これが、短編的に語られていくわけですが・・・・・・

お悩み解決で終わっているわけです・・・・・・

何故だ。

いつもの東野先生の作品にある、おおーーーという展開が全くない。

普通・・・・・・

やはり「ラプラスの魔女」をもう1回読まねばならぬらしい・・・・・・

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そいういう事なんですかね。と思った次第です。


ラプラスの魔女」2015年の作品なので2年以上前の作品です。
内容に関しては実はうる覚えになりつつあります・・・・・・
この作品は、もしかしたら、合わせて読むことによって1つになるのでは・・・・・
という推測をするわけです。

GW中に読み直すかな〜

ちなみに、「ラプラスの魔女」は面白いです!


映画はどうなんでしょ?


「空想科学ミステリ」と帯にありますが、ゲームで「シュタインズゲート」をプレイされている方は、この作品はおすすめです!

昔作ったゲームについて⑤ Kingdom三銃士

久々の記事・・・・・・。昨年、ブログに自分のお金を出してまで作った「Kingdom三銃士」について、あれこれ書いて来たわけですが、諸事情で止まってしまっていました。

 

でも、やっぱり自分の備忘録的にもまた、新しい展開を考える為にも少しずつでも「Kingdom三銃士」の世界を書いていければなと思っています。

 

前回まではミレディさんについて、少し書きましたが、今日は「デュボア」について。

 

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個人的に好きな名前「デュボア」という名前をこのキャラクターには付けました。

私の過去某会社で作ったゲームでも「デュボア」という名前をキャラクターがありますが、それとは全く別人です・・・・・・

 

デュボアは普段はおっとり系のキャラで、皇女であるフェリスと遊んだり、お茶したりして、どちらかというとお国の事なんか全く考えていないようなキャラクターです。
とは言え、みんなと一緒に楽しく過ごしたいという気持ちだけは一番です。


デュボアには2つのタイプのデザインがありまして、無理言って仮面を描いてもらいました。戦場に出るときは仮面を付けることがあるのですが、この仮面を被ることによって、デュボアは修羅と化してしまうという設定です。

普段の彼女からの言動からは到底想像できないような残忍な性格に変化し、ミレディやアリシアさえも彼女が仮面を被ってしまったら手におえない存在となってしまう。

 

設定文を見たら過去に自分がこんな風に設定を書いていました。

忘れるもので・・・・・・そんな設定だったんだとブログを書いていて思いました(笑)

 

ある時、デュボアは戦場に赴く際、ふさぎ込んでいた感情を振り払い自分の気持ちを高ぶらせるために、漆黒の仮面を身につけた。その後の彼女は、荒れ狂う鬼神の如く戦場で殺戮を繰り返す。その仮面は眠っていた彼女の本来の力を解放させたようだ。仮面の出所については彼女も知らない……

 

「白き死に神」って異名を設定していました。これも忘れてた。

 

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こんなラフ画も実はあります。イメージイラストですが・・・・・・
デュボアが戦場に立ったときの残忍さが・・・・・・出てます。

 

最初に仮面を提案していただいたのは、デザイナーの余史子三でしたが、自分の首を絞めたーって仰っていましたが、本当に無理を言って差分を描いてもらったんです。


デュボアって一番感情の起伏が激しいキャラクターで、何時もニコニコしていると思いきや、超ふさぎ込んでブルーになっていることもある。どのキャラクターよりも繊細なんだろうなと、思っていました。


デュボアの闇の部分をもう少し書きたかったんですが。

ゲーム本編ではそれほど闇はだしていなかったと思います。

【料理】スパイスカレー作る

休みの日に結構な頻度で料理します。

GW中なので、前から気になっていたカレー作りをしました。

 

といっても、普通にレトルトのカレーじゃないですよ。

カレーのルーを買ってきたものでもないです。

スパイスからです! なんか本格的。 

 

某テレビ番組でカレーが流行っているって見てからスパイスからカレーを作ってみることに興味があって、作ってみました。

 

じゃん。

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調べたら3つぐらいのスパイスでできるって事で買ってみました。

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二人分ぐらいの分量です(4名分って調べたところ書いてあったんですが、実際食べると、二人分しかならないような・・・)

① 油大さじ3 クミンシード 小さじ1/2を炒める

(^^)/ クミンの色が変わるまで炒めます! この時すっごくクミンの良い香りが出てきます。良い香りをたたせましょう〜

 

② 微塵切りしたニンニク 1個 ショウガ 一片を薫りだったクミンの中に投入です

(^^)/ ニンニクとショウガの良い香りが立ちます〜 

 

③ 微塵切りしたタマネギ 1個を投入 

(^^)/ ここからが根気がいります〜 タマネギがきつね色になるまで炒めます。
料理好きだからかわからないのですが、この時が一番好きです。時間がかかるんですが、料理作ってる〜って感じがするのと、美味しくできるといいなと念じています。

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④ 手で潰したホールトマト100g投入です

(^^)/ 缶詰でうっているホールトマトを潰して投入します。
※今回、ホールトマトが無かったので、普通のトマトを投入したのですが、これが失敗でした・・・・・・味にコクがないというか、サッパリしすぎている感じで。ホールトマトの方がいいと思います。

 

⑤ 水分が無くなるまで炒めます〜

(^^)/ トマトの水分が無くなる事が重要です。炒めて混ぜている時に、水分が流れてくるようではまだダメです。

 

⑥ スパイス投入!!

(^^)/ コリアンダーパウダー 大さじ2 
   ターメリックパウダー 小さじ1/2 
   レッドチリパウダー  小さじ1/2 
   お塩         小さじ1

 

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混ぜるとこんな感じです。

なんか、ルーっぽいですよね。

ここまでできれば、もう後は実際のカレーに入れる具材を入れていくだけです。


今回は牛肉のカレーなので、牛肉を100gぐらい投入。

水も300CC投入して、後は沸騰すればできあがり!!

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スパイスカレーは市販で売っているカレーとは全く別物で、お店で食べているような感じを受けます。十分美味しいです!!


ただ、先にも言いましたが、普通のトマトはちょっと失敗だったかな〜という印象です。あと、このレシピは基本チキンカレーのレシピだったので、牛肉だと牛肉の良さが活かされないという感じをうけました。


レッドチリパウダー  小さじ1/2となっていますが、辛さが苦手な方だと結構辛いので注意です。ハウスさんのバーモンドカレー甘口でも満足できる自分としては、この分量でも辛さが際立っていました。もう少し少なくても良さそうです。


いろいろと改良の余地は残っていそうです。


今回作ってみて思ったのが、意外に簡単にできるということでした。そして、スパイスの調合の仕方によって、味が変わりそうなので、いろいろ変化をつけられ、奥が深そうです。今のままだと、単にスパイスの香りが良いカレーぽいものになっているかもしれないので、いろいろ試して、奥深い味が出せるようになりたいですね〜

 

料理作りはゲーム作りと同じで楽しいです!!

 

 

映画「レディ・プレイヤー1」権利物を扱うのって大変だろうなと・・・・・・

昨日、「最近、洋画を見ていないなあ」と思って、話題になっていた「レディ・プレイヤー1」という映画を鑑賞してきました。

 

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スピルバーグ監督が凄い映画を作ったらしい。映画にガンダムでるらしいとか、そういう噂を聞いて、どんな映画なんだ?という興味からです。

 

まず、個人的におすすめしておきたいのが、この映画を見るとき3Dシネマで見た方が断然良いと感じました。私は以前3D映画をみて、酔いそうになるのもあって敬遠してきました・・・・・・。

 

今回、3Dしか時間的に見れない状況(レイトショーだと3Dしかなかった)におかれて致し方なくだったのですが、鑑賞後は、3Dよかったわーでした。
世界観にマッチしているので、きっと普通に見るよりも没入感があるはずです。ゲームの世界にいるみたい。断然3Dメガネを付けて観ることをおすすめします!!

 

世界観的には仮想世界に入り浸っている人類が、開発者の残したその仮想世界でのお宝(仮想世界を支配できる権利とその仮想世界を作った会社の株式を手に入れられる)を探して、日々競い合っているという世界観。

内容的には全く小難しい事は必要なく、映画を楽しむ、面白い物を見るって感じで鑑賞することができます。(若干この手の仮想現実世界での用語がついて行けない人はそこで??がでるかもですが・・・・・・)


この映画、過去のエンターテイメントの作品のネタがいろんな所にちりばめられていて、それを確認していくの楽しいです。日本人ならやっぱり、ガンダムとか○○○とか(ネタバレになるので・・・・・・)どこで使われているのかというのも探すのも楽しいです。


また、これからの世界、本当にこんな風になるんじゃないの?という気持ちにさせてくれます。基本は主人公は現実ではなく仮想現実の世界で人と出会い、問題を解決していきます。その課程でリアルにも影響してくるんですけど、この世界を観るとどちらが主でどちらが従なのか錯覚を覚えます。

 

長時間仮想現実の世界で生きていれば、結果的にそれは現実何じゃないかって思います。現実で恋をするのか、仮想世界で恋をするのか、その違いって何なのか・・・・・・って考えさせられます。スピルバーグ監督の言いたいことは、現実が絶対重要っていうことなんだとは思いますが。

 

昔のSF映画って遠い未来、こういう風になるんじゃないのかなあという感じで見ていましたけど、この映画は、既にそこにある現実の延長上に見えて、少し怖さもありました。近い将来ではなく、もう直ぐそこに、こういう全てが仮想現実でまかなえてしまうような世界になってしまうのではと思ってしまいました。

あと、何気に開発に携わる人間としては、今回いろいろなコンテンツが使われているので権利関係の交渉・契約が普通の映画よりも膨大で大変だったんだろうなと感じてしまいました。それをやってのけるこの映画凄いって、違う意味で感心しました。そんな部分を気にしてみると面白いかもですね。私はむっちゃ気になりました。どういう交渉したんだろうな〜って。ホント権利物って大変なんですよ・・・・・・


私自身は開発に携わっている人間なので、こういう世界を作る側でありたいと思うわけですが、規模がでかすぎて、イメージできません。
ただ、最近ようやくPSVRが気になっています。

そろそろ買おうかしら・・・・・

 

改めてブログ再開

一年前、何かを記録していきたい。文章でも書いて残しておこうなどという趣旨からブログを始めたんですが、結局続ける事ができず、今の今まで時間が経過してしましました。

うーん。忙しいというのを理由に・・・・・・できなくなる。よくあるやつです。

 

ただ、この一年実は本業の会社での仕事が、正直、超面倒な事に巻き込まれてしまい・・・・・・ロクにゲームを開発できないまま、他人の起こした不祥事を解決するという仕事を行っておりました。

 

で、ようやく他人の尻ぬぐいが終わって、ちょっと落ち着いたので、改めてまたいろいろ吐き出していこうかと思って、ブログを定期的に書いていこうかと思いました。

 

ちょっと、いろいろゲーム開発について考え直す転機にもなってきたので、それらも含めて、ゲーム開発するってどういう事なんだろうかと改めて向き合いたいなと思っています。 

 

レトロゲーム Brandish(ブランディッシュ)

 オークションで手に入れたのですが、こちらはパッケージが無く少し残念だったのですが、上手く起動しプレイする事ができました。

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「Brandish」 ブランディッシュ

 

PC9801のゲームをプレイしていれば一度は聞いたことがあるはず。PCゲームをプレイしていないと、結構マニアックなタイトルなのかもしれない。

 

日本ファルコムさんのRPG。

 

この当時、私はPC8801を持っていて、PC9801を持っていなく、このタイトルがプレイできなくて悔しい思いをしたキオクがあります。

このタイトル、「フルマウスオペレーションRPG」をうたっていて、当時としては斬新なRPGだったとキオクしています。

このころから、PC8801も終焉に近くなって各社はPC9801へのゲーム開発にシフトしていってPC8801のゲームが出なくなる状況になり、私自身もPC9801へのあこがれが強くなっていきました。

結局このゲームは当時、発売から時期が過ぎてしまって購入できなかったです。ブランディッシュは「2」からプレイしています。

 

ようやく、何十年越しに、シリーズの最初のタイトルをプレイする事ができたというわけです。

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この時期のRPGってオープニングとか本当に良く作られているなという印象が強くて、ブランディッシュのオープニングもしっかり作られています。
ファルコムさんのタイトルの中でもシリアス色がかなり強いタイトルで、硬派なタイトルです。

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ブランディッシュシリーズは2からプレイしたので、操作感とか分かっているつもりでしたが、意外にも・・・・・・慣れるまでに手間取りました。

フルマウス操作のアクションRPGは中々難しいですね・・・・・・。

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ジャンプとかも全てクリックで行うので、独特な操作感ではあります。結構ボス戦とか、上手くマウスコントロールしないと、勝てないんですよね・・・・・・
高度なマウスさばきを要求されるゲームであることは間違いないですね。

でも、色あせない面白さです!

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アイテムが結構直ぐに一杯になってしまうのですが、「異次元の箱」とやらを手に入れないとアイテムの整理ができない。最初はこの箱を探すのにマップをウロウロしました。たぶん、このゲームで一番重要なアイテムだと思います!

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